『名探偵ポワロ』デヴィッド・スーシェの現在と出演トリビア

ドラマ男優

『名探偵ポワロ』シリーズで、25年間の長きに渡り、主演ポワロを務めたデヴィッド・スーシェ。

現在は何をしているのでしょう?

デヴィッド・スーシェの現在と『名探偵ポワロ』のトリビアをご紹介します。

『名探偵ポワロ』デヴィッド・スーシェの現在

デヴィッド・スーシェは現在76歳。

今も俳優を続けています。

2022年は、舞台『Mimma』に、主演のアルフレード・フラッサーティ役で、出演しています。

2013年に『名探偵ポアロ』が終了後も、映画、テレビ、舞台と、第一線で活躍中です。

Twitterのアカウントも持っていて、自身の活動はもちろん、先日のエリザベス女王の逝去や、ウクライナ戦争、政治や社会問題など頻繁にツイートしています。



『名探偵ポワロ』デヴィッド・スーシェの生い立ち

本名: Sir David Courtney Suchet
生年月日: 1946年5月2日
年齢: 76歳
出生地: イギリス ロンドン パディントン

デヴィッド・スーシェは、16歳で国立青年劇場に入団しました。

母親のジョーン・パトリシアも女優で、子供のころ頃から演劇に興味があったそうです。

その後、ロンドン音楽演劇アカデミーに進みます。

現在は、同校の評議員をしています。

ちなみに、ベネディクト・カンバーバッチが理事会の会長です。

プロとしてデビュー後は、舞台や映画、テレビドラマに出演。

特に、テレビシリーズ『オッペンハイマー』(1980年)、『The Way We Live Now』(2001年)が、評価を得た作品です。

1989年から2013年に渡り、『名探偵ポワロ』のエルキュール・ポワロを演じ続け、『原作に最も近い』と評価を得ます。

そして、2020年には女王誕生日叙勲で、騎士(Knight bachelor)に叙任されています。



『名探偵ポワロ』デヴィッド・スーシェが付けている「口ひげ」は少しずつ変化していた!

名探偵ポアロのシンボルと言えば、「口ひげ」ですね。

もちろん、” 付けひげ ”です。

その付けひげ、微妙に変化していました。

ポワロファンの方なら、お分かりだと思います。

デヴィッド・スーシェも、そのことは認めています。

口ひげはシリーズを追うごとに変化を遂げていった。だが幸いなことに原作でも口ヒゲの描写は変わってる。変えたと指摘されたら素直に認めるよ。とても精巧に作られてる。

そんなデヴィッド・スーシェですが、気に入らない口ひげでは、撮影を開始しなかったそうです。

ポワロのシンボルだけに、こだわっていたのですね。

口ひげをつけると、ポワロに変身。

カメラが回っていなくても、ポワロになっていたそうです。

こんなエピソードがありました。

ヘイスティングで撮影中に、あまりにも疲れたのでセットから離れて一息ついていたところに老婦人が通りかかりました。

老婦人『あら、ポワロさん!こんなところで何をしているの?殺人事件の捜査?』

とっさに、ポワロの高い声とフランス語訛りの喋り方で、

デヴィッド『ノン、ノン、マダム!バコンス(バカンス)ですよ。』

さすが、ですね。



『名探偵ポワロ』デヴィッド・スーシェは原作を読んだことがなかった!

デヴィッド・スーシェは、アガサ・クリスティーの原作を読んだことがなかったそうです。

役が決まるまでは、ポアロシリーズどころか、アガサ・クリスティーの本を一冊も読んだことがありませんでした。

ポアロ役に決まってからは、一気に全巻読破。

アガサ・クリスティーの原作を基本に、ポワロの習慣やクセ、所作など、ポアロの役づくりを徹底的に行ないました。

デヴィッド・スーシェがその役づくりについてコメントしていました。

彼の歩き方については、こんな描写があった。”ポワロは小刻みな足取りで芝生を横切った””足元にはいかにも窮屈なエナメル革の靴”。「これだ!」と思って、歩き方の練習を重ねて、彼の特徴を覚えた。

歩くこと一つとっても、”小刻み足取り”と”窮屈なエネメル革の靴”から、歩き方を作り上げています。

あとは、コーヒーや紅茶に入れる角砂糖の数、トーストの食べ方や食事のとり方。住居や習慣など、ポワロというキャラクターに肉付けしていき、立体的な人間像を完成させていったんだ。

原作をただ単に読むのでなく、書かれていることを立体化して、演技を組み立てていったのですね。

その結果、『原作に最も近いポワロ』と称賛され程の、ポワロ像が出来上がったと言うわけです。



『名探偵ポワロ』デヴィッド・スーシェはセリフを覚えてない!

デヴィッド・スーシェは、ポワロの撮影をし終えると、翌日にはもうセリフを忘れるそうです。

理由は、セリフが膨大で、忘れていかないと、次のセリフが思えられないからだそうです。

普通の人は、そんな状況って、想像できないですよね。

確かに、ドラマの中でのポワロのセリフって多いし、長いセリフもあるから大変かも。

それに、場面も事件の内容も似ているから、忘れないと、前のセリフをしゃべってしまうなんてこともありそうです。

常にフレッシュな状況で演じるからこそ、名演技となるのでしょう。



『名探偵ポワロ』デヴィッド・スーシェのフランス語はベルギー訛りだった!

名探偵ポワロは、フランス語訛りの英語を話します。

外国人はもちろん、同じイギリス人でも、地方によって訛りがあるそうです。

ヨークシャー英語、リバプール英語、マンチェスター英語、グラスゴー英語など。

デヴィッド・スーシェは、ロンドン生まれなので、ロンドン訛りの英語。

そんな彼は、フランス語訛りの英語を話さなければなりませんでした。

ポワロはベルギー人なので、原作を徹底研究した彼は、こう考えました。

私は原作の彼の台詞とその読点の位置、彼の使う英語を研究して、ポワロの話し方を学んだ。フランス人と間違われるような訛りも身に着けたよ。フランス人と思われてしまっては意味がないんだ。彼は、フランス語を話すベルギー人だからね。

だから、ポワロが話す英語は、こういうことになります。

『フランス人と間違えられるベルギー人がしゃべるフランス語訛りの英語』

なんか、謎解きのような役づくりですね。

そして、ベルギー都市部で話されるフランス語や、フランスの田舎で話されるフランス語をラジオで聞き比べました。

そうやって、長い時間をかけて、ポワロの話す訛りがある英語を身に着けたのです。

残念ながら、吹替えで観ているとわかりませんね。



『名探偵ポワロ』デヴィッド・スーシェの初出演は違う警部役だった!

実はデヴィッド・スーシェ、ポワロ役に決まる前に、ポワロシリーズのドラマに出演していました。

1985年の長編ドラマ『名探偵ポワロ/エッジウェア卿殺人事件(原題 Thirteen at Dinner)』に、ジャップ警部役で出演していたのです。

主演のポワロ役は、ピーター・ユスティノフ。

『スパルタカス』(1960年)、『トプカピ』(1964年)で2度もアカデミー助演男優賞を受賞している名優です。

1986年にも『名探偵ポアロ/死者のあやまち』『名探偵ポアロ/三幕の殺人』でポアロ役を務めました。

デヴィッド・スーシェが演じたジャップ警部は、ポワロに不信感を持っている、イマイチ仕事ができないダメ警部的な役柄でした。

デヴィッド・スーシェ自身の演技もあまりインパクトがなく、その後の作品には呼ばれなかったそうです。

しかし、それが幸いだったとデヴィッド・スーシェがコメントしていました。

『もし、私の演技が良かったら、そのすべての映画で私がジャップ警部を演じることになっていただろうから、ポワロ役をオファーされることは絶対になかっただろうね。』

災い転じてなんとやら、ですね。

 

と言うことで、『名探偵ポアロ』のデヴィッド・スーシェの現在と、ドラマにまつわるトリビアをご紹介しました。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!



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