ドラマ『オザークへようこそ』、映画『 ラブアクチュアリー』『トゥルーマン・ショー』『ハドソン川の奇跡』など話題作に出演しているローラ・リニー。
エミー賞に続き今年のゴールデングローブ賞にもノミネートされました。
両賞にノミネートされた唯一の女優だけに、ゴールデングローブ賞の有力候補です。
そんな実力派女優の足跡を振り返ってみましょう。
目次
ローラ・リニーのプロフィール。なんと初の出産は49歳!
ローラ・リニーは1964年2月5日生まれ。ニューヨーク出身で、父親は著名は劇作家ロムリス・リニ―。母親のミリアムさんは看護師でした。
生後まもなく両親は離婚し、母親と一緒に生活をしていたようです。
ですが、劇作家の父の影響を受けて10代後半から演劇に関わっていたようです。
ノースウェスタン大学とブラウン大学で学び1986年に卒業。
その後、ジュリアード音楽院とモスクワの演劇学校で演技を学びました。
大学もIVYリーグに学び直し、演技も名門の演劇学校の他にモスクワでも学ぶとは、決めたことはとことんやりきるといった、こだわりが感じられますね。
ローラ・リニ―の私生活ですが、1995年に俳優のデビッド・アドキンスと結婚。
しかし、2000年に離婚となってしまいました。
その後、2009年5月に不動産ブローカーのマーク・シャウアーと結とし、2014年1月8日にベネット君が生まれています。
なんと、49歳にして初産だったそうですよ。
ローラ・リニ―はエミー賞、ゴールデングローブ賞も獲得している実力派女優
プロキャリアは舞台からスタート。
ブロードウェイやオフ・ブロードウェイで活躍していました。
TVドラマでも1993年「Tales of the City」でメインキャストのメリー・アン役を務め、その後も話題作に出演。
2008年には『ジョン・アダムズ』で第2代アメリカ合衆国大統領ジョン・アダムズの夫人アビゲイル役を演じて高く評価され、エミー賞主演女優賞 (ミニシリーズ・テレビ映画部門)とゴールデングローブ賞女優賞 (ミニシリーズ・テレビ映画部門)を受賞。
また、製作総指揮を兼ねていた2010年~2013年放映の『キャシーのbig C いま私にできること』でもエミー賞主演女優賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)受賞(2013年)、ゴールデングローブ賞女優賞 (ミュージカル・コメディシリーズ部門)受賞(2010年)に輝いています。
そしてローラ・リニー主演の『オザークへようこそ』でも、今年のゴールデングローブ賞ドラマ作品の主演女優賞にノミネートされました。
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ドラマの内容は、ジェイソン・ベイトマン演じる主人公のマーティ・バードが、ミズーリ州のオザークで、麻薬カルテルの資金洗浄を5年間で5億ドル行うというもの。
ローラ・リニ―演じるマーティの妻が、夫と子供たちとともに様々な展開に苦悩しながらも、それを乗り越えていく様が見どころとなっています。
彼女は役づくりについてコメントしています。
「テレビには、俳優に情報を提供しないという文化的なものがあります。何らかの理由で、俳優がそれについてコメントしたり、別の方法で書いたりすることを恐れている場合を除いて、私にはわかりません。しかし、俳優に提供できるほど多くの情報を提供しないと、私には意味がありません。そうすれば、俳優は仕事をして、それに応じて仕事を作ることができます。」
このドラマでは、監督などとストーリーに関する情報をオープンにしてくれているようで、ローラ・リニ―としてもとても良い環境だと言っています。
そう言った環境が、ゴールデングローブ賞で男女とも主演賞にノミネートされた演技につながっているのかもしれませんね。
ローラ・リニーの映画女優の足跡。リチャード・ギアとの共演、『トゥルーマン・ショー』で話題に。
1992年にスクリーンデビューを果たしました。
1996年の「真実の行方」ではリチャード・ギアと共演。
クリント・イーストウッドの娘を演じた『目撃』や、『トゥルーマン・ショー』ではジム・キャリー演じる主人公の妻役のコメディエンヌぶりで話題になりました。
2000年の映画『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』でアカデミー賞主演女優賞にノミネート。
その他にも2004年の『愛についてのキンゼイ・レポート』、2007年の『マイ・ライフ、マイ・ファミリー』でもアカデミー賞にノミネートされています。
ローラ・リニーの『 ラブアクチュアリー』はおススメ
ローラ・リニ―は、演技の幅が広いですね。シリアスからコメディまでマルチに演じます。
彼女の演技を見ていると、役柄や場面で上手に表情を変えています。
スリラーでは顔をこわばらせて冷たい瞳で見つめるし、キュートにふるまう場面では本当にかわいい笑顔で微笑んでくれる。
ラブロマンス『ラブ・アクチュアリー』ではそんな彼女のキュートな笑顔が楽しめます。
この映画はクリスマスのロンドンを舞台に9通りの男女の恋愛模様を描いたもの。
ローラ・リニーは、職場の同僚に片想いするOLサラを演じました。
この映画の出演にあたっての思いをこのように語っていました。
「この映画で私が好きなのは、人生では必ずドアが開いて光がさし込む瞬間があるって、教えてくれることよ。私の役は、弟の世話が大変で解放感を感じたことがなかった女性でしょ。それが突然ちっちゃなヒロインになるの。しかもラブシーンの相手がハンサム君のロドリゴ・サントロなんだもの、最高よ。みんなが嫉妬して大変なの、フフフ」
実は、この映画のカーティス監督は、当初ローラ・リニ―の雰囲気を持った女優を探していたのですが、見つからなかったようなんです。
最後には、ローラ・リニ―にダメもとでオファーしたところ彼女が快諾してくれたそうなんです。
演技の幅が広いので、監督としても”使いたくなる女優”なんでしょうね。
ローラ・リニー 映画『ハドソン川の奇跡』ではクリント・イーストウッド監督からもオファー。
映画『目撃』で俳優としても共演している、クリント・イーストウッド監督からもローラ・リニ―の信頼は絶大のようです。
ニューヨークで起こった航空機事故の知られざる真実に迫る『ハドソン川の奇跡』。
イーストウッドが監督し、トム・ハンクスが主人公のサリー機長を演じました。
そのサリー機長を支える妻役にローラ・リニ―がオファーされたのですが、なんと彼女、脚本を読む前にそのオファーを引き受けたそうです。
「イーストウッドほどの素晴らしい人から、何か一緒にやらないかと言われたらすぐに飛び込むわ。クリントは静かに、優雅に、仕事をするのが喜びでしかないような雰囲気を創りだすの。とにかく天国みたいなのよ」
このように、ローラ・リニ―はクリントイーストウッド監督の作品に、出演できることへの喜びを明かしています。
そんな、実力が光るローラ・リニ―。ゴールデングローブ賞の獲得はなるでしょうか?結果が楽しみです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!
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