アカデミー賞主演男優賞・助演男優賞に3回ノミネートされ、2011年に助演男優賞を受賞したハリウッドきっての実力派俳優、クリスチャン・ベール。
有名なその徹底した役づくりについてや、映画俳優デビュー作品『太陽の帝国』(1987年)、現在公開を控えた「マイティーソー」シリーズ最新作についてをご紹介します!
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目次
クリスチャン・ベールの現在は? 「マイティーソー」シリーズの“ヴィラン”役で登場?!
「ダークナイト」3部作ではDCコミックスのヒーロー、バットマンを演じたクリスチャン・ベールでしたが、現在は「マイティ・ソー」シリーズの第4作目『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題) / Thor: Love and Thunder』に出演することでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に参戦することが決まっています。
クリスチャン・ベールが演じるのは今作の“ヴィラン”である、「ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー」。「神の虐殺者」との名を持つこのキャラクターは、過去・現在・未来と時空を超えて神々の殺害を企む史上最強の敵。
シドニーでの撮影の際には、クリスチャン・ベールは綺麗に剃り上げられた丸刈りの髪型をしてビーチを歩いているところをキャッチされており、次はどのような役づくりをしてくるのかと期待されています。
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コミックスでのゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーは人間離れしたエイリアンのような姿をしているので、特殊メイクのために丸刈りにしたのではないかともウワサされています。
『ソー:ラブ・アンド・サンダー(原題) / Thor: Love and Thunder』は2022年に公開予定です。
クリスチャン・ベールの徹底した役づくりとは?! 『バイス』、『マシニスト』で体重を大幅に増減!
役づくりについてストイックなことでは、代表的な俳優にロバート・デ・ニーロがいますが、クリスチャン・ベールもまたトップクラスの役づくりで高い評価を受けている俳優の一人です。
2019年、第91回アカデミー賞で作品賞を含む8部門にノミネートされた『バイス』では、当時60代の副大統領だったディック・チェイニーを演じるために、体重を18kgも増量をすることで別人のように変身してみせました。
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これまでも役づくりのために体重の増減を行なってきたクリスチャン・ベールですが、その時に初めて医師の指導を受け、18kgもの増量に臨んだとのことです。
それ以前には急激な体重の増減によって体を壊してしまったことがあるらしく、自分の健康を犠牲にしてでも徹底する、クリスチャン・ベールの役づくりへの熱意がうかがえます。
2004年の『マシニスト』では、原因不明の不眠症によって1年間も眠っていない主人公のトレバー・レズニックを演じるにあたり、なんと29kgも減量したそうです。
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この時には周りから止められるまで減量を続けたらしく、尋常ではないプロ意識の高さを感じさせられますね。
クリスチャン・ベールの身長は? 年齢は? どんな性格なの?
クリスチャン・ベールは身長182cm。1974年1月30日にイギリスのウェールズ・ペンブルックシャーでイングランド人の両親のもとに生まれ、現在は47歳。
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性格は「真面目過ぎる」とよく評されていますが、役づくりへの尋常ではないこだわりからもそれは明らかですね……。
仕事に対してシリアス過ぎるためか、周りのスタッフとあまり相性が合わないことも多いのだとか。
本人が「他の役者のことは知りたくないし、自分のことも知られたくない」と語っていたこともあり、その方が演技にリアルさが出ると考えているとのこと。
体重の増減だけでなく、『ザ・ファイター』(2010年)に出演した際には役づくりのために髪を抜き、歯並びまで変えたそうで、役に成り切る・変身するという点においては素の自分すら捨ててしまえるような潔さがあるのでしょうね。
クリスチャン・ベールの映画俳優デビュー作品『太陽の帝国』とは?
1987年公開のスティーヴン・スピルバーグ監督作品『太陽の帝国』でクリスチャン・ベールは映画俳優としてデビューしました。
オーディション参加者4,000人の中から主役に選ばれたのが13歳のクリスチャン・ベール。
『太陽の帝国』はエンターテイメント界の巨匠として名を馳せていたスティーヴン・スピルバーグ監督の、社会派作品進出への第一歩となった記念碑的作品でもあります。
イギリスの作家、J・G・バラードの半自伝的な長編小説をもとに映画化された本作は、戦争によって無垢な少年がどのような影響を受け、何を感じながら生きていくのかといった、たいへんシリアスなテーマの作品です。
クリスチャン・ベールが演じる主人公の少年ジェイミーは上海のイギリス租界に生まれ育ち、日本軍の租界制圧によって激動の運命に翻弄されることになります。
幼少期の壮絶な経験によって変化していく少年の内面を映画デビュー作で演じ切ったことで、クリスチャン・ベールの実力派としての将来がすでに約束されていたのかも知れません。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました
では、また!
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