イギリスBBC制作の『マヨルカ島の捜査ファイル』の主人公ミランダ・ブレイクを演じるエレン・リースをご存じですか?
シーズン1が本国で大ヒット。
日本ではシーズン1がアマゾンプライムでも視聴が可能です。
このドラマ、地中海に浮かぶマヨルカ島でおこる事件を、美人刑事とイケメン刑事のコンビが捜査していく1話完結のクライムミステリー。
年間300日は晴天だというリゾート地で、ブロンドの髪が映えるエレン・リースに注目。
私が元舞台役者の目線で、エレン・リースの役作りをチェックしてみました。
この投稿をInstagramで見る
エレン・リースのプロフィール
生年月日: 1983年11月26日
年齢: 39歳
身長: 167 cm
出生地: イギリス アベリストウィス
エレン・リースは、イギリスのアペリストウィスで生まれ。
ウェールズの西海岸にある港町です。
幼いころから女優に憧れ、ウェールズ音楽演劇大学で学びました。
多くの女優と同じように、ハリウッドに渡り活躍することを夢見ていたようです。
女優としての活動は2007年から。
イギリスの大ヒットサイエンスドラマ「トーチウッド」に、端役で出演しました。
その後ドラマ「トリニティ」のマディ役でエレン・リースの名前が世に広まります。
数本の映画やテレビドラマを経て、ブラッド・ピット主演のヒットゾンビ映画「ワールドウォーZ」(2013年)でも存在感を示しました。
生まれ故郷のウェールズを舞台にした歴史ドラマFOX制作の「The Bastard Executioner」(2015年)へも出演しています。
最大のブレイクとなったのはBBC制作の「マヨルカ島の捜査ファイル」です。
主演のミランダ・ブレイク役で多くのファンの心をつかみました。
この番組のオーディションを受けた時、彼女はおなかに赤ちゃんがいました。
これから、出産そして育児となるのに、女優魂炸裂ですね。
私も、一緒に働いていた人が、出産前日まで仕事していました。
翌日、帝王切開で出産をしたのにはびっくり。
でも、本人はしっかりと計画をしていたのです。
エレン・リースも同じです。
出産後、落ち着く間もなく撮影となったのです。
それまでに、しっかりと体調を整え、撮影に耐える体力もつけていたのでしょう。
スタッフのサポートも素晴らしかったと思いますが、世界で活躍するって大変ですね。
エレン・リースは結婚してる?子供はいるのかな?
エレン・リースが、現在まで結婚したという情報はありません。
ですが、シェフをしているベン・ワイルズさんとの間に、2018年7月に生まれたウィルフレッドという息子がいます。
この3人の写真が、二人のインスタにアップされていました。
この投稿をInstagramで見る
最近のエレン・リースのインスタには、ウィルフレッド君とだけのポストばかり。
ベンさんのインスタも同じでなんです。
三人の楽しそうなポストはなくって、二人の関係は終わってしまったように見えます。
エレン・リースの美人刑事ミランダの役作りとは?!『マヨルカ島の捜査ファイル』がもっと楽しく観られhるポイント!
エレン・リース扮する主人公のミランダ・ブレイクはロンドン警視庁の刑事です。
極秘任務であった犯罪組織の重要証人を護送に失敗。
上司からは帰還せよと命令されたが、責任感溢れる彼女は納得できないミランダ。
有給休暇を取ってマヨルカ島に残り、捜査を開始します。
所轄のマヨルカ警察に行くと、ドイツ人刑事のマックス・ウインターと同行を指示されます。
二人はまったく正反対の性格。
責任感が強いが融通の利かないミランダ。
それに対して、マックスは社交的且つ大胆ながらチャラいところもある刑事です。
二人の凸凹コンビが風光明媚なマヨルカ島を舞台に、次々に事件を解決していきます。
男女の凸凹コンビの捜査ドラマは、この設定が多いですね。
女性がカタブツで男性がオチャラケているパターン。
『キャッスル』のベケットとキャッスル、『メンタリスト』のオズボーンとパトリック・ジェーンなど有名どころ。
男女の凸凹カップルに、美男美女のキャスティングを加えればロングヒットとの要素です。
このミランダとマックスもその要素は十分満たしています。
あとは二人の息が合うか?にかかってきます。
役づくりに関してエレン・リースとマックス役のジュリアン・リーマンは良い関係を作っていたようです。
エレン・リースはあるインタビューでこのようにコメントしています。
「ジュリアンと私はとてもうまくやっているので、『この場面をどうやるべきか?』と尋ねあい、お互いに最高のものを望んでいます。
ジュリアンと一緒に働くことは本当の喜びです。神に感謝します!」
神に感謝って、いいですねぇ。
ドラマって単にセリフをそのまま感情を入れて話すだけではないんですよね。
役者同士がそれぞれの背景をしっかり決めて、互いがどう思っているか、しっかりとコミュニケーションをとるんです。
たとえば相手のことをどう思っているのか、この場面では何を相手に感じていたり、何を求めていたりするかとか。
この二人も、きっちりと場面設定を分かち合って演技をしていますね。
そして、ミランダ・ブレイクの役であるミランダに対する思い入れも相当なもののようです。
彼女のコメントにその意気込みが表れています。
「ミランダはとても複雑で、たくさんの癖があります。仕事に夢中になり、その正義感は上司を悩ませます。
そして彼女はうそをつくことが出来ない人間です。私はすぐにミランダを同一視するが出来ました。」
時として、「自分は誰なんだ!」と思うほど、オンオフの境なく、ミランダに打ち込んでいるようですね。
エレン・リースが教えるシーズン1とシーズン2の役作りの変化とは?
この投稿をInstagramで見る
シーズン2の撮影がスタートする際に、エレン・リースは事前にシリーズ1の台本を読み直し、ミランダの第1話から最終話までの変化を確認しました。
自分自身がなぜそういう役作りを決定したのか?
それを振り返り、シーズン2に望んでいたようですよ。
役柄同様、とっても責任感の強いエレンですね。
そんなエレン・リースを後押しするかのように、スタッフ陣も奮闘。
ヘアメイクチームもミランダらしさを失わず、より魅力的に仕上げ、デザイナーも新しいリラックスしたファションに変化させたました。
マヨルカ島は年間300日が晴天らしいですから、青い空と海をバックに、エレン・リースの美しさもいっそう輝いていそうですね。
さらに、ミランダの内面にも変化を加えています。
今までのような、カタブツな面が和いでいます。
マヨルカの晴天と同じように、明るく変化していったのですね。
彼女のインタビューからもそれがうかがえました。
「ミランダがマヨルカにとどまり、自分自身のために人生を送ることを決意した今、彼女の明るい側面を見ることが出来ると思います。
特にマックスとの関係では、ミランダの暖かさとマックスに対する抵抗感が少しずつ薄らいでいくことに期待してください。」
二人の関係も、進展するんでしょうか?こんなコメントも話してくれていますよ。
「彼女はマックスが自分と同じでないと認め、一緒に働くときお互いの強みを認め合います。二人には深いつながりが生まれます。」
お~っ!早くもベケットとキャッスルと同じように恋愛関係から結婚!なんて想像してしまいますね。
ただ、あんまり主人公たちのイチャイチャ場面が増えるのも考えもの。
できれば、同志的なパートナーシップを築いてドラマが展開して欲しいんですけど。
エレン・リースのコメントにあるように、お互いが「認め合う」ってパートナーシップを築く上で、一番大事なことですよね。
私も行っているコーチングでは、相手(クライアント)が安心してなんでも話し合えるよう、「認める」ことをとても大切にしています。
この主人公の二人はそういうパートナーシップを築いていってるんですね。
そんな共演者との深いつながりを築きつつ、役作りに励んでいるエレン・リース。
彼女が主演する『マヨルカ島の捜査ファイル』。
まだご覧になっていない方は是非。おススメです。
エレン・リース まとめ
・「ワールドウォーZ」でブラピと共演し、注目を浴びた。
・シェフのベン・ワイルズとの間に息子がいるが、正式に結婚はしていない。
・「マヨルカ島の捜査ファイル」は、妊婦のときにオーディションを受けた。
大好評の「マヨルカ島の捜査ファイル」以後も、エレン・リースは活躍をしています。
2021年には、短編映画「スタッカー」に主演。
年下の恋人との別れをドラマティックに描いた作品で、相手役は日本人女優の阿部はるかが務めています。
2022年にはドラマ「FBI:インタナショナル」にゲスト出演。
さらに、2023年に映画「Consent」への出演があります。
エレン・リースの今後の活躍にも注目したいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!
コメント