世界的な大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』の主人公リックを演じた、アンドリュー・リンカーンをご紹介します。
降板後は、2020年に映画『ペンギン・ブルーム』でナオミ・ワッツと共演。
しかしその後は、あまり情報がありませんでした。
ここに来て、アンドリュー・リンカーンの周辺が騒がしくなっている模様です。
アンドリュー・リンカーン『ウォーキングデッド』リックの降板理由は?
この投稿をInstagramで見る
アンドリュー・リンカーンは、2010年4月から『ウォーキング・デッド』の主人公リック・グライムズ役に起用されました。
ゾンビと敵対する人間グループのリーダーと言う役柄でし。
スタートからシーズン9まで出演していました。
その間、番組は世界的な大ヒットとなり、彼自身も押しも押されもしない大スターに。
ところが、降板を表明。
主役の降板に、ファンは騒然。
降板理由とは、何だったのでしょうか?
「シンプルなことだよ。もう家に帰る時間だった、それだけなんだ」
かれはこのコメントしていました。
イギリスに住む11歳と8歳の子供との時間を優先したと言うことのようです。
実は、シーズン4の頃から、降板するか否か、考えていたそう。
子どもが成長するにつれ、撮影場所のジョージア州のアトランタへ。
イギリスから子供たちを呼び寄せるにも限界があり、決断に至ったとのことでした。
共演者で親友のノーマン・リーダスとは、以前から「辞める時は一緒」と言い合う仲。
「俺は辞めるけど、お前も辞める?」とジョークがてらにノーマンに質問。
すると、ノーマンからは「バカ言え!」と帰って来たそう。
今も、二人は仲の良い友人のようです。
アンドリュー・リンカーンは『ウォーキングデッド』降板後に子供からウザがられていた
そんな思いで『ウォーキングデッド』を降板したアンドリュー・リンカーン。
その後の後日談がありました。
ファンイベントに参加したオンラインで参加。
「みんなのことが大好きだ。僕たちが(ジョージア州の)大地と場所、人々と築いた絆もね」
共に過ごしたキャストやスタッフたちを懐かしむコメント。
「 息子がジョージアを恋しがっていてね。息子に”あそこに連れて帰ってよ!”と言われて、子どもたちのために家へ戻ったのに。」
『ウォーキングデッド』のロケ地だったジョージアを懐かしむ、息子のエピソードをつつけました。
そして、降板後の心境を続けます。
「今となっては僕はウザがられている。ジョージアを去るんじゃなかった。間違った決断だったよ(笑)」
本心なのか、ジョークなのか?
なんとも微妙なコメントですね。
降板後も、『ウォーキングデッド』の仲間たちを懐かしむコメントをしていた彼。
100%ジョークではなさそうですね。
アンドリュー・リンカーンの現在は?『ウォーキング・デッド』映画版中止でスピンオフが決定!放送はいつ?
この投稿をInstagramで見る
アンドリュー・リンカーンが『ウォーキング・デッド』スピンオフドラマでリック役に復帰が決定しました!
W主演の形でミショーン役のダナイ・グリラが出演します。
実は、アンドリュー・リンカーンが『ウォーキング・デッド』をシーズン9で降板してから、映画版への出演が決定していました。
映画版『ウォーキング・デッド』は、3部作となる予定だったのです。
シーズン9でメインシリーズを去ったリックの、“その後”を描く内容です。
しかし、中止となってしまいました。
映画版『ウォーキング・デッド』は、スピンオフドラマに変更。
2023年に放送予定で、全6話となるそうです。
そんな中、マーベル・スタジオとアンドリュー・リンカーンが、作品出演の交渉中との情報が飛び込んできました。
ちなみに、『ウォーキング・デッド』の出演者は、マーベル作品に20名くらいが出演しているようです。
代表的な俳優だと、
リックの娘ジュディス・グライムズ役のケイシー・フレミングが「ロキ」
ミショーン役のダナイ・グリラは「ブラックパンサー」シリーズ
メルル・ディクソン役マイケル・ルーカーは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」
アーロン役ロス・マーカンドは「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」など
コニー役ローレン・リドロフさんは「エターナルズ」
こう見ると、アンドリュー・リンカーンとの交渉も、真実味があったのですね。
個人的にも、どうなるかと思っていたのですが。
マーベルと交渉は、『ウォーキング・デッド』は、スピンオフドラマ後に、何かが起こるのかもしれませんね!
アンドリュー・リンカーンの年収は?『ウォーキング・デッド』で稼ぎまくり!
アンドリュー・リンカーンが『ウォーキング・デッド』に出演していた、2018年の推定年収が、1100万ドル(約11億円)と言われています。
『ウォーキング・デッド』シーズン6までの1話当たりギャラが、日本円にして約920万円だったようです。
シーズン6は16話あるので、1億4,720万円。
そして、シーズン7からは1話、6,180万円に跳ね上がります。
シーズン7も16話あるので、9億8,880万円。
この番組だけで約10億円です。
アメリカのショウビジネスの世界は夢がありますね。
予定されているスピンオフドラマのギャラも気になるところ。
またアンドリュー・リンカーンの姿が、見られるのは、何よりです。
アンドリュー・リンカーンの身長、年齢、結婚や子供について
本名: Andrew James Clutterbuck
生年月日: 1973年9月14日
年齢: 48歳
出生地: イギリス・ロンドン
身長: 178 cm
あらためて、アンドリュー・リンカーンのプロフィールをご紹介しましょう。
本名をアンドリュー・ジェームズ・クラッターバックと言います。
王立演劇アカデミー(RADA)で学び、芸名として「アンドリュー・リンカーン」を使うようになりました。
在学中の1994年、シットコム『Drop the Dead Donkey』でドラマデビュー。
卒業後、ドラマ『This Life』(1996-1997)のエドガー “Egg” クックを演じました。
これらの作品で、注目を集めるようになります。
その後、シットコム『Teachers』(2001-2003)や、ロマンチックコメディ『ラブ・アクチュアリー』(2003)などに出演。
さらに、テレビシリーズ『アフターライフ』(2005-2006)にレギュラー出演。
確実に、俳優としてステップアップしていきました。
私生活でも、2006年6月に、女優のガエル・アンダーソンと結婚しました。
二人には、マチルダ (2007年生まれ) とアーサー (2010年生まれ) の 2 人の子供がいます。
アンドリュー・リンカーンにとって、ガエルが良きパートナーであるようです。
彼は結婚したことで、人間として、俳優として成長できたと言っています。
ドラマでは波乱万丈のキャラクターを演じているアンドリュー・リンカーン。
実生活は、安心できる家庭を築いているようですね。
アンドリュー・リンカーンの『ウォーキング・デッド』に見る俳優としての魅力
最後に、アンドリュー・リンカーンの魅力についてお伝えします。
『ウォーキング・デッド』と言う大ヒットドラマの主役を、長年務めているには、俳優として他とは違う”何か”があるはずです。
私が思うに、アンドリュー・リンカーンの魅力は、”イギリス俳優らしくないイギリス俳優”であるということ。
ご存じのように、イギリスはシェイクスピアを生んだ演劇の本場。
「演劇はかくあるべき」と言う伝統が脈々と流れています。
王立演劇アカデミー(RADA)出身のアンドリュー・リンカーンも、その伝統をみっちり叩き込まれたはず。
ですが、彼は俳優としてこんな考えを持っています。
『失敗して、また失敗しろ。前より上手く失敗しろ』
失敗するからこそ、偉業が生まれると考えているのです。
そう、伝統にのっとった演劇手法で表現すれば、合格点はもらえます。
いわゆる「予定調和」です。
見ている人が、安心する世界です。
ですがこのドラマは「安心」がテーマではないですよね。
予定された枠を越えた”何か”が必要。
「予定外調和」が必要なのです。
それは、見る者の期待を上回り、安心を越え、感動につながると言うこと。
アンドリュー・リンカーンは、イギリス俳優でありながら、伝統の演劇手法でなく、そのときの直感を表現していると言います。
そこがイギリス俳優らしくないところ。
アンドリュー・リンカーンの魅力は「予定調和」から「予定外調和」の演技ができるところにあると思います。
イギリス伝統の演技論からすると、それは「失敗」に映るかもしれません。
しかし、『ウォーキング・デッド』自体、今までにないドラマ。
それに、ノーマン・リーダスのような、感性を活かした演技を、しっかり受け止めなければなりません。
(ちなみに、ノーマン・リーダスは演技指導をちゃんと受けたことがありません!)
さらに、『ウォーキング・デッド』で彼が演じるリックも、「失敗をするリーダー」です。
死と隣り合わせの恐怖の中で、常識にとらわれず行動し、何回も失敗します。
そうしながら、だんだんと成長していく。
そういったキャラクターとアンドリュー・リンカーンの魅力は、リンクしているように見えます。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!