クリスチャン・ベールと言えば、ハリウッドきっての実力派俳優。
アカデミー賞主演男優賞・助演男優賞に3回ノミネートされ、2011年に助演男優賞を受賞しています。
有名なのは、その徹底した役づくり。
現在、当代きっての演技力を持つ俳優に迫ります!
クリ 吹き替えスチャン・ベールの現在は?最新作は吹き替えで日本作品に登場
Christian Bale is no stranger to Ghibli dubs. He played the wizard himself in Howl’s Moving Castle (2004), a major heartthrob for English-language fans in the early 2000s. Both Shoichi and Howl were played by the same actor in Japanese too– Kimura Takuya of legendary band SMAP. pic.twitter.com/bhrGvfVG6X
— Unseen Japan (@UnseenJapanSite) October 21, 2023
ハリウッドでも指折りに演技派俳優クリスチャン・ベールの現在出演している最新作は、日本が誇る名匠宮崎駿監督の『君たちはどういきるか』です。
このアニメ作品の英語版吹き替えで、主人公である眞人の父・勝一役を担当しています。
日本では、木村拓哉が担当した役です。
実はクリスチャン・ベール、2004年のスタジオジブリ作品『ハウルの動く城』でも、で木村拓哉が担当した主人公ハウルの英語版吹き替えを務めました。
すごい縁ですね。
宮崎監督のイメージからすると、ふたりは似ているのでしょうか?
ルックスは違うかもしれませんが、雰囲気は共通のものがあるように感じますね。
そんなクリスチャン・ベールの一つ前の作品では、「マイティ・ソー」シリーズの第4作目『ソー:ラブ・アンド・サンダー』に出演することでMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に出演。
クリスチャン・ベールが演た“ヴィラン”は、「ゴア・ザ・ゴッド・ブッチャー」。
「神の虐殺者」との名を持つこのキャラクターは、過去・現在・未来と時空を超えて神々の殺害を企む史上最強の敵。
シドニーでの撮影の際には、クリスチャン・ベールは綺麗に剃り上げられた丸刈りで登場。
ハリウッドきっての演技派だけに、どのような役づくりをしてくるのかと話題になりました。
コミックスでのゴア・ザ・ゴッド・ブッチャーは人間離れしたエイリアンのような姿をしているので、特殊メイクのための丸刈りだったのですね。
クリスチャン・ベールの演技力は性格から? 『バイス』、『マシニスト』で体重を大幅に増減!
役づくりについてストイックなことでは、代表的な俳優にロバート・デ・ニーロがいます。
クリスチャン・ベールもまた、トップクラスの演技力で高い評価を受けている俳優の一人です。
彼は、役づくりのために、体重の増減は当たり前。
2004年の『マシニスト』では、不眠症によって肉体が衰弱していく役柄のため29kgも減量。
食事制限の他、睡眠は一日2時間。
起きている間も10時間読書するなど精神的にも追い込みました。
また、2010年の『ザ・ファイター』で演じたドラッグ中毒のボクサー役では、14㎏の減量に、髪を抜き、歯も抜いて歯並びを変えてしまうほど。
このような役づくりができるクリスチャン・ベール、相当ストイックな性格ですね。
「真面目過ぎる」とよく評されていますが、役づくりへの尋常ではないこだわりからもそれは明らかです。
仕事に対してシリアス過ぎるためか、周りのスタッフとあまり相性が合わないことも多いのです。
「他の役者のことは知りたくないし、自分のことも知られたくない」
本人がとそう語っていたこともあり、その方が演技にリアルさが出ると考えています。
ふだんのクリスチャン・ベールは、インタビューにも誠実に答えてくれる、まじめな性格。
ですが、人を寄せ付けないオーラを漂っていると言います。
役づくりのためなら、食事も生活も変え、身を粉にして役づくりに打ち込む。
”匠”の域に達した、職人肌の演技派俳優なのでしょう。
しかし、急激な体重の増減によって、体を壊してしまったことがありました。
そんなクリスチャン・ベールですが、2019年『バイス』の時は初めて、医師の指導を受け、体重の増量に臨みました。
彼の役は、当時60代の副大統領だったディック・チェイニー。
体重を18kgも増量をすることで、別人のように変身してみせました。
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この作品は第91回アカデミー賞で作品賞を含む8部門にノミネート。
役づくりの苦労をした甲斐もあったと言うものですね。
クリスチャン・ベールの映画俳優デビュー作品『太陽の帝国』とは?
1987年公開のスティーヴン・スピルバーグ監督作品『太陽の帝国』でクリスチャン・ベールは映画俳優としてデビューしました。
オーディション参加者4,000人の中から主役に選ばれたのが13歳のクリスチャン・ベール。
『太陽の帝国』は、巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督が、社会派作品進出への第一歩となった記念碑的作品でもあります。
イギリスの作家、J・G・バラードの半自伝的な長編小説をもとに映画化された本作。
戦争によって無垢な少年がどのような影響を受け、何を感じながら生きていくのかといった、たいへんシリアスなテーマの作品です。
クリスチャン・ベールが演じる主人公の少年ジェイミーは上海のイギリス租界に生まれ育ち、日本軍の租界制圧によって激動の運命に翻弄されることになります。
幼少期の壮絶な経験によって変化していく少年の内面を、映画デビュー作で演じ切ったクリスチャン・ベール。
このとき、実力派としての将来がすでに約束されていたのかも知れません。
クリスチャン・ベールの現在・演技力・性格まとめ
・クリスチャン・ベールは現在、日本の宮崎駿作品『君たちはどういきるか』で吹き替えで出演。
・クリスチャン・ベールの演技力は、私生活を犠牲にして役づくりに支えられている。
・クリスチャン・ベールは相当ストイックな性格。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました
では、また!
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