今回はカール・アーバンです。
今、最も注目されているドラマ『The Boys/ザ・ボーイズ』でリーダーであるビリー役で主演する人気俳優です。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのエオメル役や『スタートレック』シリーズのマッコイ役でも知られていますよね。
そんなカール・アーバンの魅力に迫ってみます。
目次
カールアーバンのプロフィール 『ロード・オブ・ザ・リング』エオメル役、『マイティ・ソー 』など一癖ある役柄魅力
そんな人間味あふれるカール・アーバンはどのような経験をしてきたのでしょうか?
彼は1972年6月7日にニュージーランドのウェリントンで生まれています。
お父さんはドイツからの移民。なるほど、あのがっしりした顔つきはドイツ系だからなんですね。
映画館で働いていたお母さんの影響で、映画に関心を持ったようです。
テレビデビューは8歳の時。
いくつかのドラマやCMに出演したあと、1996年24歳の時にアメリカのドラマ『ジーナ』へ出演しています。
2002年に、謎の豪華客船を舞台にしたファンタジック・ホラー映画『ゴーストシップ』でハリウッドデビュー。
同年には世界的に大ヒットした『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)でエオメル役を得ています。
なんと言っても、カール・アーバンの名前というよりは顔をを知らしめたのは『スター・トレック』(2009年)のメインキャラクター、レナード・“ボーンズ”・マッコイ役ではないでしょうか。
その後の続編『スター・トレック イントゥ・ダークネス』(2010年)、『スター・トレック BEYOND』(2010年)にも出演しました。
往年のオリジナルシーリースでマッコイ役を演じた、デフォレスト・ケリーとどことなく似ている感じで、すんなりと役におさまっていましたよね。
その他、ブルース・ウィリス、モーガン・フリーマン、ヘレン・ミレンなどそうそうたるスターが出演していたアクション映画『 RED/レッド』(2010年)や、ヴァンパイア・アクション『プリースト』(2012年)などにも出演しています。
2012年には、人気SFアクション『ジャッジ・ドレッド』の続編では、シルベスター・スタローンの後を受けて主役を張ってましたね。
2017年『マイティ・ソー バトルロイヤル』のスカージ役ももそうですが、一癖ある役柄を得意とするところですね。
『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』以前は汚れ役が多かったようですから、その経験が生きているのでしょう。
カールアーバン演じる『ザ・ボーイズ』主役ビリーの役どころ
昨年末に、月間2億人以上が利用していると言われる”IMDb”が、2020年に最も検索された番組のTop10を発表しました。そのドラマシリーズジャンルがこちらです。
ドラマシリーズTop10
1.『The Boys/ザ・ボーイズ』(Amazon Prime Video)
2.『ペーパー・ハウス』(Netflix)
3.『DARK ダーク』(Netflix)
4.『オザークへようこそ』(Netflix)
5.『マンダロリアン』(Disney+)
6.『クイーンズ・ギャンビット』(Netflix)
7.『アンブレラ・アカデミー』(Netflix)
8.『ウエストワールド』(HBO)
9.『ウィッチャー』(Netflix)
10.『ザ・クラウン』(Netflix)
第一位に輝いたのがカール・アーバン主演の『The Boys/ザ・ボーイズ』。
このドラマは、腐敗しきったスーパーヒーローと、それを巧みに操って巨大ビジネスを手掛ける“ヴォート社”と、その闇を暴こうと果敢に挑むアウトロー集団“ザ・ボーイズ”の熾烈な攻防を描いたもの。
カール・アーバンはその“ザ・ボーイズ”のリーダー役、ビリー・ブッチャーという主人公を演じているのですが、これがカッコいい!
着ている服は、よれよれのマトリクスっぽいロングコートに染みだらけのアロハシャツみたいな姿ながら、落ち着きつつ鋭い眼差しに髭を蓄え、眉間に皺を寄せた顔つきは渋いですね。
どこか胡散臭くってちょっとお調子者的なキャラなんですが、カール・アーバンが演じると、人間味ある魅力が加わります。
カール・アーバンが出る作品は、『ロード・オブ・ザ・リング、』や『スタートレック』シリーズ。
そしてドラマ『ALMOST HUMAN/オールモースト・ヒューマン』もそうだけど、未来やファンタジーの世界を舞台にしたものが多いのですね。
彼の持つ存在感というかリアリスティックな雰囲気が、浮世離れしなくて、しっかりとした舞台設定が出来上がるんですよね。
これって演出家にとっては本当に助かると思います。
『The Boys/ザ・ボーイズ』でも、普通だったらスーパーヒーローに人間がかなうわけないって思っちゃう設定。
よく考えても、スーパーマンに生身の人間が太刀打ちできるわけないんだけど、カール・アーバンのあの存在感が、このドラマがB級の作り物に見せない存在感があります。
シーズン1の第1話で、スーパーヒーローの一人、”トランスルーセント”という透明人間と殴り合うシーンがあるのですが、普通に考えたら相手にならない。
そこを殴られて口から血を流しながら、顔や手に血の滲んだ唾を吐いて、相手の動きを捉え、最後は味方の応援も借りて、電気ショックで仕留めるみたいな泥臭い戦いをしていきます。
それにしても、この時のカール・アーバン、透明人間相手の立ち回りはさぞや大変だったのではないかな。
インタビューで―その苦労を語ってくれています。
相手なしで戦うってのは想像よりはるかに難しいんだ。普通、戦いでは相手の動きを見ながら反応するわけだから。なのに、あの時はそれを全部自分の頭の中で思い描かなきゃならなかった。それって全然勝手が違うんだよ。
アクション映画の経験は豊富なんだろうけど、苦労したようですね。
ドラマのストーリーも、スーパーヒーローがあくまでも完全な強さがあるわけでなく、善と悪が入り混じっていてるこのドラマの設定を、彼は気に入っているようで、こんなコメントを語っていますよ。
「白黒がはっきりしている物語には、私はあまり興味を感じません。私に言わせると、キャラクターに関して一番魅力的なのは彼らの過ちです。まさにその過ちが彼らに人間味を与え、視聴者が彼らを自分と関連づけることができるのですから」
その人間味を一番出しているのがカール・アーバンだと思いますけどね。
カールアーバンの魅力満載。必見ドラマとは?
ドラマは、ニュージーランドで2作、アメリカで3作程度しか出ていないようです。
カール・アーバンの出演ドラマでぜひ見て欲しい欲しいのが、『ALMOST HUMAN/オールモースト・ヒューマン』。
数々のヒットを飛ばす、あのJ・J・エイブラムスが手掛けたもの。
あらすじは、近未来を舞台に、カール・アーバン演ずる、事件で相棒と片足を失った刑事のジョン・ケネックスが、嫌悪感を抱いているアンドロイドのドリアンとパートナーを組まされ、凶悪犯罪に立ち向かうというストーリー。
このアンドロイドのドリアン役の『アンダーワールド 覚醒』に出ていたマイケル・イーリーと、カール・アーバンの掛け合いが何とも言えないんですよね。
刑事のジョンは一斉検挙をしようと組織に踏み込んだものの、そこでの負傷で片足を失ない、17か月も昏睡状態となる瀕死の重傷を負ってしまします。
そのため、どこかトラウマを抱えている役柄。
一方のアンドロイドのドリアンは、高性能すぎて「人間味がありすぎる」と言う理由で製造中止となったタイプのもの。
それが、人間とアンドロイドのペア捜査を義務付けられて、コンビとなるも、鼻からアンドロイドを信じていない刑事のジョンと、優しさなど感情的な面を持つアンドロイドが、最初はギクシャクしながらも事件を解決していく。
ジョンが持つ本来の優しさやユーモアのセンスを、アンドロイドのドリアンの手助けを得ながら取り戻していく面もあって、ドラマの展開以上にヒューマンな要素に惹かれましたよ。
カール・アーバンも、ジョン・ケネックス刑事の役柄について、このように語っています。
ケネックスは、かなり暗く、トラウマを抱えていた。ところが、皮肉なことに、ずっと非難してきたテクノロジー、ロボットが彼を救い出す。それには、ドリアンの性質が一役買っているんだ。ドリアンは優しさにあふれていて、それがとても人間的。ケネックスは、ドリアンを嫌おうとしたけれど、ドリアンのそういう性質のために、嫌うことができなかった。ドリアンを受け入れていくケネックスを演じるのはとても面白い。
残念ながら、シーズン1で打ち切りになってしまったんです。
視聴率はかなり高かったようですが、新しいドラマと天秤にかけられてしまったようで。
機会があったら是非ご覧ください。
と言ううことで、今、最も注目されているドラマ『The Boys/ザ・ボーイズ』のリーダーであるビリー役で、主演するカール・アーバンの魅力を振り返ってみました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!
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