ケヴィン・ベーコンと言えば、1984年に公開された映画『フットルース』で主人公のレン・マコーミックを演じて、世界的に有名になった俳優。
その後、数多くの作品に出演し、共演者が多いことから、「ケヴィン・ベーコン数」なる関係の法則まで生まれるハリウッドでも指折りの売れっ子です。
そんな、ケヴィン・ベーコンのプロフィールやオシドリ夫婦と言われる妻とのエピソードをご紹介します。
ケヴィン・ベーコンの若い頃にチャレンジしたから現在がある。『フットルース』ブレイク後の行動とは?
この投稿をInstagramで見る
本名: Kevin Norwood Bacon
生年月日: 1958年7月8日
年齢: 64歳
出生地: ペンシルベニア州フィラデルフィア
身長: 178 cm
ケヴィン・ベーコンは、16歳の頃、ペンシルベニア州知事芸術学校の奨学金を得て、5週間の演劇プログラムに参加。
ここで専門的に演劇を学びました。
その後、17歳の時に家を出て、俳優になろうとニューヨークに向かいます。
コメディ『National Lampoon’s Animal House』(1978年)でデビューしましたが、期待したような評価が得られませんでした。
この頃は、ウェイターをしながら小劇場のオーディションを受ける、日々だったようです。
厳しい現実を感じていた中でも、オーディションを受け続け、青春映画『ダイナー』(1982年)への出演が転機となりました。
この映画が大ヒットしたことで、ケヴィン・ベーコンにも注目が集まります。
そして、『フットルース』(1984年)の主人公のレン・マコーミック役でスターの仲間入りをします。
この作品は、保守的な社会に反発する若者たちの恋と友情を描いた青春映画。
ケニー・ロギンスのサウンドトラックなどのヒットもあって、世界的に大ヒットしました。
一夜にして注目の若手スターとなったケヴィン・ベーコン。
『フットルース』でつかんだ名声には、戸惑いもあったようです。
「急な名声への準備はしていたつもりだったけれど、実際には準備ができていなかったんだ。名声は全く心地よくなかったからね。」
当時は24、5歳で、突然ポップスターのような存在になったケヴィン・ベーコン。
普通なら浮ついてしまいそうですが、彼が凄いのはここから。
「当時の僕はそんな名声を無視するしかなかったんだ」
世間のざわつきに惑わされず、『フットルース』と似たような作品はあえて断り、役者としての幅を広げようと、いろんなチャレンジをしたそうです。
シリアスな作品やコメディ、サスペンス、ラブロマンスと役者として「迷走」するのですが、それについても後悔はしていないそうです。
ケヴィン・ベーコンの女優妻が泣いた理由とは?娘も女優に。
ケヴィン・ベーコンの妻は女優のキーラ・セジウィック。
この投稿をInstagramで見る
海外ドラマファンならお馴染みのドラマ『クローザー』でゴールデングローブ賞主演女優賞を受賞している人気女優です。
二人の馴れ初めは、TV映画『レモン色の空』で共演で、1988年に結婚しました。
翌年、息子トラヴィス・ベーコン(1989年6月23日生まれ)、そして娘のソージー・ベーコン(1992年3月15日生まれ)を授かりました。
ちなみに、ソージーは2005年に、父ケビン・ベーコンが監督を務めた『バイバイ、ママ』で女優デビュー。
母キーラ・セジウィックとも、ドラマ『クローザー』で母娘共演をしています。
ハリウッドで一番のオシドリ夫婦と言われる、ケヴィン・ベーコン、キーラ・セジウィックですが、実はプロポーズで、彼女が泣いてしまったと言う事件がありました。
原因は、彼が選んで贈った婚約指輪にありました。
ケヴィン・ベーコンは指輪を差し出しプロポーズ。
キーラ・セジウィックは「OK」の返事で、見事プロポーズに成功!
それから3か月たったある日、キーラ・セジウィックが突然泣き始めてしまいました。
ケヴィン・ベーコンは、なぜ泣いているのか理由を聞くのですが、なかなか教えてくれません。
やっとのことで、キーラ・セジウィックが言った理由が、
「この指輪が好きになれないの!」
ケヴィン・ベーコンはびっくり!
しかし、自分がアクセサリー選びの趣味が良くないことを自覚していた彼は、怒らず、
「わかったよ、大丈夫。いいんだハニー、一緒にお店に行こう。僕は気にしてないから、指輪を返しに行こう」
話しは、ここで終わり、ではありません。
彼女が涙を流した本当の理由は、プロポーズに選んでくれた指輪を好きになれないことに、罪悪感を感じていたから。
お互いの「本当の気持ち」を理解し合える二人は、素敵ですね。
▼こちらもご覧ください▼
キーラ・セジウィックの現在は?夫ケビン・ベーコンと息子と娘。若い頃の苦悩とスターへの道のり
ケヴィン・ベーコンの法則ってなに?
「6人の人を介すと世界中の人と理論上つながる」
この法則、聞いたことないですか?
1990年代に、アメリカのある大学生が、数多くの作品に出演している俳優ケヴィン・ベーコンが、いろいろな俳優と共演していることに気づきました。
ケヴィン・ベーコンと共演したことある俳優をベーコン係数1。
ベーコン係数1の俳優と共演したことある俳優を係数2。
そう辿っていくと、ほとんどの俳優たちは、べーコン係数3、または4の係数で収まってしまうという結果が出たそうです。
それが発展し、世界中の人口全員がSNSのアドレスを持っていると仮定したら、ベーコン係数6で、世界中の人と理論上はつながるというもの。
これが「ケヴィン・ベーコンの法則」
つまり「友達の友達の友達の友達の友達の友達」で、世界中のつながっているということなんです。
ケヴィン・ベーコンの出演ドラマ
ケヴィン・ベーコンの法則が出来るほど、出演作品の多いケヴィン・ベーコン。
テレビドラマも数は少ないながら、出演ドラマが本当に面白い!のでご紹介します。
ケヴィン・ベーコンの出演ドラマ『ザ・フォロイング』
この投稿をInstagramで見る
『ザ・フォロイング』(2013-2015年)は、FBI捜査官ライアン・ハーディとシリアル・キラーとの戦いを描いたもの。
やっとそのシリア・キラーを逮捕したと思ったら、今度はそれを崇拝するカルト軍団が事件を起こしていくと言った、目が離せない緊迫したストーリーが展開されます。
ケヴィン・ベーコンは、主人公のFBI捜査官ライアン・ハーディを演じ、シリアル・キラーのジョー・キャロルにはジェームズ・ピュアフォイが出演しています。
映画スターのイメージが強かったケヴィン・ベーコンが、テレビシリーズに出演することが新鮮で観始めたのですが、次第にこの二人の対決に引き込まれてしまいました。
キャロルの元妻で、ハーディの今妻クレアにナタリー・ジー。
FBI捜査官の妻が、対決するシリアル・キラーの元妻って、ややこしい役柄ですが、ナタリー・ジーは、この手の役が上手ですね。
相棒のマイク・ウェストン役には、『ザ・ルーキー 40歳の新米ポリス!?』でお馴染みのショーン・アシュモアが出演しています。
クライムサスペンスと言うより、もっとスリラーな展開で、怖いもの見たさでどんどん引き込まれます。
私の「怖いもの」のレベルはとても低いので、悪しからず。
ケヴィン・ベーコンの出演ドラマ『アイ・ラブ・ディック』
この投稿をInstagramで見る
大人気海外ドラマ「トランスペアレント」の製作陣が、“前世紀に書かれた中で最も重要な男と女の本”と評される同名カルト小説をドラマ化。
ケビン・ベーコンは主人公の一人、ディックを演じています。
役柄は、舞台であるテキサス州マーファで、カリスマ的な魅力を持つアーティストのディックと、引っ越してきた中年の夫婦の関わりを描いたドラマ。
このドラマは腰を据えてじっくり見ることがおすすめ。
ストーリーの視点が中年夫婦それぞれや、ディックの視点など、結婚生活のほころびやアーティストの目覚めなど複数、描かれていきます。
うっかりすると、展開がわからなくなってしまうので、注意です。
個人的には、ケヴィン・ベーコンの裸のシーンは見たくなかったかも。
ケヴィン・ベーコンの出演ドラマ『CITY ON A HILL/罪におぼれた街』
この投稿をInstagramで見る
このドラマは、90年代初頭のボストンが舞台。
FBIの悪徳捜査官ジャッキー・ロア役にケヴィン・ベーコン。
街の検事補デコーシー・ワード役に、オルディス・ホッジ。
思いがけず、タッグを組むことになった二人が、街の刑事司法制度全体をも覆す事件に挑むクライムサスペンスです。
数々の映画で悪役を演じてきたケヴィン・ベーコンだからこそできる、悪と正義のはざまで揺れ動くベテラン捜査官を、いい感じで演じてくれています。
U-NEXTで観られるようなので、ケヴィン・ベーコンの最新ドラマに興味にある方は是非。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!