ベネディクト・カンバーバッチの出世作とも言える『SHERLOCK/シャーロック』。
従来のシャーロック・ホームズのリメイクではない、新鮮なドラマに生まれ変わりましたね。
そんな、『SHERLOCK/シャーロック』の今までのドラマとの違いや、意外な出演者についてまとめてみました。
ベネディクト・カンバーバッチの『シャーロック』では呼び名が違う
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『SHERLOCK/シャーロック』を観ていると、原作やそれまで作られてきたドラマのイメージでは、シャーロック・ホームズが相棒のジョン・ワトソンのことを「ワトソン君」と呼んでいました。
ところがこのドラマでは「ジョン」とファーストネームで呼んでいますよね。
一方のワトソンも、シャーロック・ホームズに対して「シャーロック」と呼んでいます。
これは舞台設定が現代と言うこともあって、ファーストネームで呼び合い、現代風に直しているそうなんです。
なるほど、それまでのシャーロック・ホームズのドラマとはまた違った、新鮮さがあるのは、ちょっとした名前の呼び方にもあるのかもしれません。
ベネディクト・カンバーバッチの『シャーロック』では、ジョン・ワトソンがジーンズをはいている
舞台が現代ということもあって、『SHERLOCK/シャーロック』の登場人物は、今風のファッションを身に着けています。(シャーロックのあの帽子以外!)
The cake is on. Happy birthday Benedict Cumberbatch! pic.twitter.com/H3GoK6GBUE
— Sherlock (@Sherlock221B) July 19, 2017
ベネディクト・カンバーバッチは、彼のスタイリッシュなイメージを活かすようなブランドをセレクㇳしているんですね。
主なブランドはこのようなものです。
スーツは、イギリスのスペンサー・ハート。
シャツは、ドルチェ・アンド・ガッバーナ。
靴は、イブ・サンローラン。
マフラーは、ポール・スミス。
時計は、イギリスのロータリー。
コートは、ベルスタッフ。
※当初はプロデューサーのマーク・ゲイティスの私物を使っていた。
一方のマーティン・フリーマンは、ジョン・ワトソンが元治軍人ということもあって、カジュアルなファッションとなっています。
コートは、乗秀幸次が展開するハバーサック。
バブアーのインターナショナルなど。
靴は、ロークのカントリーブーツ。
ジーンズは、ユニクロ!
ジーンズはユニクロだなんてうれしいですね!
実は、マーティン・フリーマン自身が自分の体型にぴったりと言う理由で、要望したそうなんです。
シャーロック・ホームズのドラマの衣装に、古くから続く世界の高級ブランドの中に混じって、ユニクロもセレクトされているなんて、時代設定が「現代」ならではということですね。
ベネディクト・カンバーバッチの『シャーロック』では、キャスティングがリアル関係者だった。
ジョン・ワトソンの奥さん、メアリー・モースタンを演じたアマンダ・アビントンは、実際にマーティン・フリーマンの奥さんでした。(事実婚)
二人の間には、一男一女が生まれていましたが、2016年に円満離婚しています。
また、劇中にシャーロックの両親が登場しますが、その両親を演じているのは、ベネディクト・カンバーバッチの実際の両親でした。
父親のティモシー・カールトンと、母親のワンダ・ブェンサム。
このワンダ・ブェンサムは『謎の円盤UFO』に出演していたと言うから、往年の海外ドラマファンにはたまらないトリビアですね。
その他、シーズン1では、秘書のアマンダ役で出演した女優、オリブィア・プーレは、ベネディクト・カンバーバッチの元恋人だったそうです。
なんと、学生時代から10年も交際していたと言う間柄です。
しかし、出演の1年後に破局してしまったと言いますから、残念ですね。
そして、シャーロックとジョンが借りているベーカー街221Bの大家のハドソン夫人を演じているユーナ・スタッブスは、ベネディクト・カンバーバッチの母親ワンダ・ブェンサムと長年の女優仲間だそうです。
そんなことから、小さい頃からベネディクト・カンバーバッチのことをよく知る間柄だったとか。
世話好きな大家さんの役柄には、ぴったりのキャスティングですね。
ベネディクト・カンバーバッチの『シャーロック』では、モリアーティが若い設定になっている。
原作ではモリアーティは年配者となっていますが、この『SHERLOCK/シャーロック』では比較的若い年齢に設定しています。
その役づくりにあたって、モリアーティ役のアンドリュー・スコットは原作をまったく読まなかったそうです。
新しいモリアーティ像を作り上げるにあたって、余計な情報というのはいらなかったのかもしれませんね。
原作からの情報は、影響力が高いですし、一旦自分の中に取り入れてしまうとなかなかそのイメージから抜け出せなくなってしまうことがあります。
そう言った役づくりが身を結んでドラマの中でも、際立ったキャラクターに仕上がったと感じました。
アンドリュー・スコットの役作りは正解だったようです。
一方で、ベネディクト・カンバーバッチはシャーロック・ホームズを演じるにあたって、原作を全て読破したそうです。その数、60作。
実はベネディクト・カンバーバッチと原作者のコナン・ドイルは、先祖をさかのぼると血縁関係にあるそうです。
そんな先祖へのリスペクトもあって、全編読破だったのかもしれません。
ベネディクト・カンバーバッチ『シャーロック』シーズン5はいつ?
『SHERLOCK/シャーロック』は、240を超える国と地域で放送されているんですね。
中国をイギリス首相が訪問した際に、「次のシャーロックはいつ放送されるのですか?」と質問されたというエピソードがあるくらいです。
そんな世界各国のファンが、次のシーズンを今か今かと待ち焦がれています。
2017年にシーズン4まで放送が終了していましたが、さてシーズン5はいつ頃に放送されるのでしょうか。
シャーロックの放送時期を振り返ると、2年に1度くらいの割合でシーズンが更新されていましたね。
シーズン1(2010年)
シーズン2(2012年)
クリスマス・ミニエピソード(2013年)
シーズン3(2014年)
特別編(2016年)
シーズン4(2017年)
今までの感覚で言えば、2019年か2020年くらいはシーズン5が放映されてもおかしくは無いのですが。
もしかして、このまま打ち切りになってしまうのでしょうか!
シーズン4で以降更新されないことに対して、あるメディアの記事では、ポジティブな見解がありました。
ショーの制作者であるスティーヴン・モファットはそこで打ち切られる可能性は低いと繰り返しメディアで述べている。
ですので、打ち切りはなさそうです。
ではなぜ、このように間隔があいてしまうのでしょうか?
ジョンワトソン役のマーティンフリーマンは春インタビューでこのようにコメントしています。
「ベネディクトカンバーバッチだけじゃなく製作者のマークデイビスもスティーブンもファットもとても忙しいから、平均以下のシーズンを作って生の功績を台無しにしたくないんだ」
そして、スティーブン・モファットもこのようにコメントをしていました。
「もう一度、シャーロックをやるようにお願いするでしょう。」
シーズン5はベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンのスケジュール、参加への意欲のタイミングが合った時となりそうです。
もちろんモリアーティ役のアンドリュー・スコットもシーズン5が実現した場合は出演したいと言っているそうですよ。
では、いつ頃になるのかが気になりますね。
諸条件を揃えるとなると、2023年以降になるのではないかと言われています。
しかし、世界中のファンがまだかまだかと『SHERLOCK/シャーロック』を待ち望んでいるわけですから、1日も早い放映を期待したいですね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!
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