フランスドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』のアストリッド役で、日本でも人気上昇中のサラ・モーテンセン。
そんな彼女のプロフィールやトリビア的なエピソードをご紹介します。
サラモーテンセンは自閉症役を熱演!『アストリッドとラファエル』の歩き方や目線に見る役づくり
Astrid et Raphaëlle : pourquoi il ne faut pas manquer le final choc de la saison 4 ce vendredi 22 décembre sur France 2 ! https://t.co/n1h8Ja3x1q pic.twitter.com/WMkB9AVxrq
— Tele-Loisirs.fr (@TeleLoisirs) December 22, 2023
サラ・モーテンセンが主演する『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』。
彼女が演じるは、自閉症のアストリッド・ニールセンです。
ふだんは、犯罪資料局の文書係として目立たないように働いています。
ところが、パリ警察の警視であるラファエル・コステ(ローラ・ドヴェール)に見いだされ、犯罪捜査に協力することになります。
サラ・モーテンセンは、自閉症のアストリッド役を、歩き方や顔の表情、喜怒哀楽の表し方などを、繊細な演技力で見事に演じていますね。
「本当に自閉症なの?」と思うファンもいるほど!
それまで、サラ・モーテンセンは「かわいい」「美しい」といった役柄が多い女優でした。
「自閉症の女性」を演じることになって、どのような役づくりをしていたのでしょう。
サラ・モーテンセンは、自閉症のグループと一緒に過ごしながら観察しました。
さらに、自閉症の子を持つ多くの親とも話をしましたのです。
このように、自閉症の特徴を理解し、アストリッド役をよりリアルに演じるために努力をしました。
その上で、自分の演技をどのようにしていくのかを決めていきました。
あるインタビューでこのように答えていました。
「アストリッドは、私のように考え、私のように動き、私のように話すことはない。
アストリッドをスクリーンに映し出すことは、”違い”を提唱することです。」
さすが、哲学者デカルトやパスカルを生んだ国の女優さん。
表現が哲学的ですね。
私の役者経験から察してみると、役づくりとして3つの工程があったのではないかなと思います。
一つ目は、自分目線で見るのではなく、”違いを受け止める”
二つ目は、”違い”をアストリッドの立場に立って考えたり、思いを巡らせる。
そして、三つ目は、”違い”を”個性”として表現してみる。
違いを提唱するって言うのは、自閉症を個性として表現すると言うことでしょう。
サラ・モーテンセンは、この後こう続けています。
「彼女は自閉症スペクトラムの一部であるキャラクターで、それが何であれ、”違い”を強調することが重要なのです。」
アストリッドの片足を引きずるような歩き方は、まさに違いの協調ですよね。
そして、落ち着かない視線もそうです。
自分が想定していないことには、「アッ!」と反応するのも、そうでしょう。
そういった、動作や小さなリアクションを強調しながら、セリフまわしを工夫していますね。
私がサラ・モーテンセンの役づくりで一番すごいなって思うところ。
それは、アストリッドの心の振れ幅を、”強調”して演じているところです。
本当の性格は”明るい”のでは?思わせる、”明”の面。
そして、自閉症の発作がおきたときの、”暗”の面です。
”明”の部分は、好きな人と一緒にいるときにの表情です。
視線は合わせないのですが、穏やかな表情がうかがえます。
”暗”の面は、心のキャパシティーが超えそうなときの、怯えた表情ですね。
頭を抱えて、声なき叫びをあげる表情は、見ているこちらもツラくなるくらい伝わってきます。
そんな”明と暗”を演じ分けるサラ・モーテンセンのそんな演技力。
ぜひ、注目しみてください。
サラモーテンセンの身長・体重・年齢などWiki的プロフィール
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サラ・モーテンセン
本名: Sara Mortensen
生年月日: 1979年12月10日
年齢: 42歳
出生地: フランス パリ
身長: 172 cm 体重: 57 ㎏
『アストリッドとラファエル』のサラ・モーテンセンの演技、すごいですね。
それもそのはず、サラ・モーテンセンは、演技に情熱を注いでおり、フランスでもドラマや、舞台で成功を収めている女優です。
2001年、彼女はフランスで最も有名な演劇学校の1つとして知られている、クールフローレントに入学。
この学校は、外国人向けに英語でも演技指導をするコースがあり、サラ・モーテンセンはフランス語だけでなく英語でも指導を受けました。
「いつかは、ハリウッドへ!」と言う思いがあったのでしょうか?
そんなサラ・モーテンセンは、在学中にデビューを果たしました。
指導教師の後押しもあって、2002年に舞台『All World’s a Stage』と『The Laramie Project』に出演。
また、演劇のトレーニングだけでなく、短編映画の制作にも取り組みます。
在学中の2004年に、初の短編映画『Facteur chance』を制作しています。
そして、同年にクールフローレントを卒業。
卒業後は、順調に映画・ドラマ・舞台に出演していきます。
身長は172cmもあるのですね。
体重は57㎏もあるようには見えません。
ドラマのときは小柄身も見えますが、役づくりのときはグッと絞っているのでしょう。
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サラ・モーテンセンがかわいい!代表作は?アストリッド役の若い頃から現在までをWiki風に。
サラモーテンセンの結婚は?夫や子供はいるの?
ストイックに役に打ち込んでいるサラ・モーテンセン。
売れっ子女優だし、「恋愛しているヒマがあるのか?」なんて、気になります。
そこはフランス女優、しっかり恋愛をしているんです。
サラ・モーテンセンは、俳優のブルース・テソールとパートナー関係にあります。
結婚はしていませんが、「フランス婚」と言われる、事実婚状態。
<ブルース・テソールのプロフィール>
本名:Bruce Tessore
生年月日:1974年2月 9日
年齢:49歳
出生地:フランス パリ
ブルース・テソールは、トップクラスのテニスプレーヤーでした。
その後俳優に転身し、舞台、映画、テレビドラマと幅広く活躍しています。
代表作には『Plus belle la vie』(2004年)や、『Pleurer des larmes d’enfance』 (2015年)などがあります。
二人の出会いは、ドラマ『Plus belle la vie』での共演でした。
サラ・モーテンセンは、2012~19年にかけて、このドラマでレギュラー出演。
ブルース・テソールが、2015年に、このドラマのキャストに加わりました。
二人は出会ってすぐに交際を開始し、一緒に住み始めるようになりました。
よっぽど惹かれ合ったのでしょうね。
二人は、男の子と一緒に暮らしています。
サラ・モーテンセンの子供で、父親はブルース・テソールではありません。
父親や子供の詳細は明らかにしていません。
個人を尊重するあたりは、フランスらしいですね。
ですが、インスタグラムには3人で映ったポストが、たびたび投稿されています。
息子さんも、ブルース・テソールになついている感じ。
3人は、パリの庭付きの家で暮らしてます。
パリで庭付きだなんて、素敵ですね。
エッフェル塔が見えるのかな?
だとしたら、とても贅沢ですね。
そんな暮らしをしていた二人ですが、2021年に、破局報道が!
その後、情報がないので、現在どうなっているのか?
幸せに3人で暮らしていて欲しいですね。
サラモーテンセン『アストリッドとラファエル』のトリビア!母も女優、彼氏共演やローラドヴェールとの共通点
サラ・モーテンセンの主演ドラマ『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』のトリビアをご紹介します。
サラ・モーテンセンと女優の母エリザベス・モーテンセンと共演
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エリザベス・モーテンは、センサラ・モーテンセンの母であり、女優です。
『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』でも、母娘役で共演しているんですよ。
エリザベスの代表作には、映画『ジュリア』(1977年)があります。
この映画で、ジェーン・フォンダやメリル・ストリープなど名女優と共演しています。
サラモーテンセンの彼氏も共演
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サラ・モーテンセンの彼氏は、同番組で共演しているブルース・テッソール。
ジュリアン・フレデリック役で出演しています。
サラ・モーテンセンが演じるアストリッドに、想いを寄せる同僚と言う設定も、面白いですね。
サラ・モーテンセンとブルース・テッソールは、ドラマ『Plus belle la vie』で共演。
2015年から、一緒に暮らしています。
2021年に、破局説も報道されたようですが、真偽のほどはわかっていません。
サラモーテンセンとローラドヴェールの共通点
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ラファエル・コスト役のローラ・ドヴェールとサラは同じ年の生まれ。
ローラの方が6日ほど年上です。
このドラマの設定では、アストリッドとラファエルは、生年月日が一緒となっています。
脚本家は、二人の女優が同い年だと知って、そうしたのかな?。
もう一つ、二人の共通点。
母親が共に「エリザベス」で、名前が同じす。
相性も、ぴったりですね。
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サラモーテンセンは左目を事故で失明しそうになった!
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トリビア続きで、もう一つ紹介します。
素敵な顔立ちのサラ・モーテセンですが、実は、4歳の頃、左目を失いかねない事故にあいました。
なんと十数回もの手術を受けたのです。
そして、その左目のリハビリを長い間行っていました。
常に、眼帯や保護用に眼鏡をかけていたのです。
そのため、周りの子供たちにからかわれて、つらい思いもしたそうです。
どこにでも、弱い者いじめをする悪ガキはいるものですね。
今も、左目の視力は完全に回復はしていません。
しかし、サラ・モーテンセンは、ポジティブです。
「誰も見たことのない色が見えるし、夕焼けも最高です」
自分の不幸を、こんなエルプリが効い言葉で表すサラ・モーテンセン。
さすがフランスの女性ですね。
サラモーテンセン:人気女優の出演映画・ドラマ作品
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人気女優、サラ・モーテンセンの出演作品を振り返ってみます。
演劇学校を以降後、作品に恵まれ数多くの映画、ドラマに出演しています。
2008年には、コメディ映画『15 ans et demi』。
そして、フランスの名優ジャン=ポール・ベルモンドと共演した映画『Un homme et son chien』に出演。
この映画は、その他にもジャン・デュジャルダンやマックス・フォン・シドーなどの大物俳優が出演した作品。
当時まだ20代のサラ・モーテンセンにとっては、夢のような共演だったでしょう。
そして、そんな偉大な先輩たちから多くを学んだと思います。
その後は、ドラマ『Engrenages』(2008年)、『Femmes de Loi』(2009年)『Josephine, ange gardien』(2015年)などフランスの人気番組に多数出演しました。
そして、2012年に、フランスの人気ドラマ『Plus Belle la Vie』に数学教師コラリー・ブラン役で出演。
このドラマで演じた「ターミネーター」というあだ名の厳しい数学教師役は、最初、あまり重要な役ではありませんでした。
しかし、徐々に人気が集まり、2019年までの間、レギュラー出演をしました。
このレギュラー出演中も、彼女は映画や他のテレビシリーズでキャリアを積み重ねました。
特に2016年は、映画『Il a déjà tes yeux』や、『Chefs』シーズン2にも出演しています。
さらに2017年から2018年にかけて、3本の映画と3本のドラマ(うち2本はレギュラー)に出演。
人気の高まりと、増え続ける彼女のチャンス。
サラ・モーテンセンは、フランス国内で指折りの人気女優となりました。
そう言った中で、2019年には7年間出演した『Plus belle la vie』を降板。
そして2019年6月、『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』のアストリッド役として出演することになりました。
現在、このシリーズは3シーズン目を迎えています。
また、サラ・モーテンセン自身も、2022年から、新しいテレビシリーズ『L’Abîme』で主演を務めています。
ますます、活躍のサラ・モーテンセン。
『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』ともども、楽しみですね。
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サラ・モーテンセンの代表作は?わかいい女優の若い頃から現在までをWiki風に。
サラ モーテンセンのアストリッド役の評価は?
サラ・モーテンセンさんの「アストリッドとラファエル 文書係の事件録」での演技は、本当に素晴らしい評価を受けていますね。
目線の話しをしましたが、特に評価が高かったのは、シーズン1の「五線譜の暗号」というエピソードです。
アストリッドが監察医のアンリとの会話の中で見せる目の動きや表情が、彼女のキャラクターの成長を感じさせるような演技だったそうです。
さらに、このドラマの視聴率も非常に高いのです。
シーズン3のエピソードはリプレイで平均700,000回もの視聴がありました。
そして、シリーズ全体では590万回の視聴者数を記録。
視聴率はなんと、29.4%を達成しています。
これはシリーズ史上最高の記録なんですよ。
サラ・モーテンセンさんの演技の力が、どれほど多くの人々を惹きつけたかがわかりますね。
サラモーテンセンまとめ
・サラ・モーテンセンは、フランスのテレビドラマや舞台で成功している女優。
・4歳のときに左目を失明寸前の事故にあい、今も完全には回復していない。
・『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』で自閉症の主人公を演じている。
・このドラマでは、母親と恋人と共演をしている。
・W主演のローラ・ドヴェールとは同い年。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!
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