シカゴを舞台に繰り広げられる、限りなく黒に近い刺激的な犯罪捜査ドラマ『シカゴP.D.』。
その特捜班を率いるハンク・ボイド役を演じるジェイソン・ベギー。
事件解決のためには時に違法な手段さえも使う”元悪徳警官”役が本当にハマっていますね。
今回はそんなジェイソン・ペギーの過去を見てみると名立たるドラマ作品に出演。
意外にも人のいいお父さんキャラも演じるなど、豊富な経験をもつベテラン俳優についてまとめてみました。
ジェイソン・ベギーのプロフィール
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ジェイソン・ベギーは、1960年3月12日、ニューヨーク市生まれ。
ニューヨークの私立男子校Collegiate Schoolに通っていたときに、ジョン・F・ケネディ・ジュニアや『X-ファイル』で有名な、俳優のデイヴィッド・ドゥカヴニーと親友の間柄でした。
ジェイソン・ベギーとケネディ・ジュニアと良く遊んでいたようなのですが、その際はケネディ付きのシークレットサービスに監視されていたそうですよ。
また、デイヴィッド・ドゥカヴニーとは親友で、ドゥカヴニーとティア・レオーニとの結婚式でベストマン(付添人)を務めるほどの仲でした。
ジェイソン・ベギーはその当時から演劇に熱中していたようで、親友二人にも一緒に演劇をやるように勧めていたと言います。
ジェイソン・ベギーのプロとしてのキャリアは、まずモデルから始まりました。ヨーロッパなどで活動をしていたようです。
彼の身長は178㎝程度なので、モデルとしてはそんなに恵まれた体格ではないですが、精悍な顔立ちとスタイルは若い頃から引き付ける何かを持っていたのでしょうね。
ジェイソン・ベギー の出演映画。『ホームアローン』では、子ども思いの優しいお父さん役も!
ジェイソン・ベギーの出演映画を見ると、『G.I.ジェーン』や『テルマ&ルイーズ』などに出演しています。
あと、意外なところでは『ホームアローン』といってもオリジナルではなくて『ホームアローン4』。
『シカゴP.D.』の悪徳刑事ハンク・ボイドのイメージからすると、うそ~って感じですね。子供お思いのお父さん役を演じていたんです。
私は残念ながらこの映画は見たことはないのですが、どんなお父さんぶりだったのでしょうね。ハンク・ボイドも自分の息子ジャスティンには超甘い親バカですしね。
だって、息子のしでかした事故を隠蔽するのに、かかわった警官全員に口止めして、証拠も隠滅。おまけに被害者のせいにしかねないような設定にしてしまったり。
何でもやってしまうから、人のいい、無邪気なお父さんを演じるのは、その当時から上手だったのではないですかね。ホームアローンでは犯罪まがいのことはしないでしょうけど。
ジェイソン・ベギーは『クリミナル・マインド』にも出演していた。
ジェイソン・ベギーは映画と言うよりもテレビ作品への出演がメインのようですね。
1986年の『灰色の疑惑』に出演してから、毎年2~4本くらいのテレビドラマに、ゲスト出演しています。コンスタントに出演し続けているってすごいですね。
演技力も当然あるでしょうし、その作品の雰囲気を読んで、役づくりをする能力に長けているのでしょう。そして存在感もあるから、演出家も使いたくなるのではないでしょうか。
ドラマ『シカゴ・ホープ』ではキャストメンバーになり複数回の出演をしていますが、そんなジェイソン・ペギーの人柄を表したコメントがありました。
今までやってきた中で最も息の合ったメンバーだった。
みなそれぞれ素晴らしい。ラーティと共演できたこと?彼女はとても良くて賢くてひたむきなんだ。
僕は彼女と共演できたことでより良い俳優になったよ。
このドラマでは、医師ケイト・オースティンに恋する電気技師の役をしていたようです。
その医師を演じていたのがクリスティーン・ラーティでした。しっかりと共演した人へのリスペクトを忘れていませんね。さすがです。
その他、『クリミナルマインド』や『CSI』シリーズなど名立たるドラマに出演していますね。
<主な出演ドラマ>
1994年 Xファイル
1995年 NYPDブルー
1995年-1996年 シカゴ・ホープ
2000年 ダーマ&グレッグ
2002年 CSI:科学捜査班
2004年 犯罪捜査官ネイビーファイル
2005年 エバーウッド 遥かなるコロラド
2006年 CSI:NY、ヴェロニカ・マーズ、クリミナル・マインド FBI行動分析課
2007年 NUMBERS 天才数学者の事件ファイル
2008年 ゴースト 〜天国からのささやき、弁護士イーライのふしぎな日常
2009年 Life 真実へのパズル、ライ・トゥ・ミー 嘘は真実を語る
2009年-2013年 カリフォルニケーション ある小説家のモテすぎる日常
2010年 しあわせの処方箋、キャッスル 〜ミステリー作家は事件がお好き、
NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班、LAW & ORDER:LA
ジェイソン・ベギー のはまり役『シカゴP.D.』ハンク・ボイドの迫力ある演技が圧巻。実は、撮影でも周囲を威圧?!
名立たるドラマに引っ張りだこの名脇役であったジェイソン・ペギーは、『シカゴ・ファイア』でハンク・ボイド役として登場します。
先ほど書いたように、息子が飲酒運転をして起こした事故を隠蔽。
それはおかしいとジェシー・スペンサーが演じるマシュー・ケイシー小隊長が立ち上がると、テレビを消防署にプレゼントしたり最初は懐柔をしようと試みます。
しかし正義感の強いケーシーはひるまず、真相を追求しようと動き回ります。するとハンク・ボイドは本性を表し、脅迫を行っていきます。
ケーシーとサシであった時、ケーシーが頑として信念を曲げないことに切れた演技は凄かったですね。鬼気迫る迫力がありました。
私は、スピンオフの『シカゴP.D.』の主役になるとは知らなかった時期に見たのですが、「この俳優さん(ジェイソン・ペギー)、すごい存在感があるな~」と感じたことを記憶しています。
そんな迫力ある演技をしていたジェイソン・ペギーですが、実は『シカゴP.D.』の撮影中も自分の思い通りにならないとキレて、共演者やスタッフに暴言を吐いていた時期があったんですね。
ドラマで人気者のリンジー刑事役を演じていたソフィア・ブッシュが降板した理由に、ジェイソン・ペギーからの暴言に耐えられないといったことがありました。
制作側もその事実を重く見て、ジェイソン・ペギーに感情を抑えるカウンセリングを受けることを義務付けるなどの対策を講じました。
もちろんジェイソン・ペギーも、感情を抑えられず、周りに迷惑をかけたことを謝罪し、撮影チームの雰囲気を壊さず、ドラマを成功させるためにはどんなことでもすると言った謝罪もしていました。
最近ではそう言った話は聞かないので、ソフィア・ブッシュも復帰しないかなぁなんて、ファンとしては思っているのですが。
ジェイソン・ベギーの声優って誰?
ところで、ジェイソン・ベギー本人の声は、なに言ってるのか分からないようなしゃがれた声なんですね。(分からないのは私の英語力が低いでいですが)。
何かの事故で挿管された時の後遺症のような記事を、どこかで読んだ記憶があるのですが、なにかそのようなきっかけがあったのでしょう。
酒焼けの声でもあそこまではひどくならないでしょうから。
『シカゴP.D.』のハンク・ボイドの日本語吹き替えは、渋くて太い声で、ジェイソン・ベギーにぴったりですね。
声優は藤沼建人さん。失礼ながら存じ上げなかったのですが、ハンク・ボイドとは真反対の優しそうなお顔。
「GOTHAM/ゴッサム」(ルーシャス・フォックス)「BONES-骨は語る-」(ロドニー・デール 他)などの吹き替えもやられているようです。
地声からしてだいぶハンク・ボイドのイメージを作りこんで吹き替えをしているようですが、イメージぴったりですね。
ジェイソン・ベギーよりもハンク・ボイドっぽいように感じます。
『シカゴP.D.』はシーズン6がAXNでも放送中。ジェイソン・ペギーもハンク・ボイドになりきり、役づくりを行っている様です。
そんなジェイソン・ペギーの演技を是非ご覧ください。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!
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