映画『トップガンマーベリック』の出演で、注目を集めているマイルズ・テラー。
今最も旬な俳優の一人です。
過去の代表作では、異色の映画『セッション』での演技が印象的でした。
その時から、熱い演技をしていましたね。
そんなマイルズ・テラーのプロフィールや『トップガンマーベリック』出演でのエピソードをご紹介します。
マイルズテラー 『トップガン』でグースに似てる!息子ルースターの深~い役づくりとは?!
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グース役アンソニー・エドワーズとマイルズ
マイルズ・テラーが『トップガン マーベリック』で演じたのは、”トップガン”候補生の一人、ブラッドリー・”ルースター”・ブラッドショー。
1作目で事故死をした、マーヴェリックの親友”グース”(アンソニー・エドワーズ)の息子役です。
口ひげを生やしたマイルズ・テラーの風貌は、”グース”を彷彿とさせますね。
彼自身も、役作りをする上でそれは意識していたようです。
こんなコメントをしていました。
「幸い、僕のルックスは、アンソニーと(グースの妻を演じた)メグ・ライアンの息子として、ある程度通じます。」
風貌は、バッチリ。
ではどのような演技を心掛けたのでしょうか?
前提として、父親が亡くなった事故で、戦闘機を操縦していたのが、自分の指導教官となった”マーヴェリック”(トム・クルーズ)です。
複雑な思いを持っている”ルースター”は、そんな”マーヴェリック”と衝突してしまいます。
衝突する場面だけでなく、マイルズ・テラーは、その伏線をしっかり演じているんですよね。
「演技をするうえでも、アンソニーをところどころで意識しました。」
例えば、パブでピアノを弾きながら「火の玉ロック」を歌う場面。
前作で、アンソニー・エドワーズ演じる父グースが、メグ・ライアン演じる奥さんを膝の上にのせて、歌う場面と重なります。
ここで、「父と子の絆」を、しっかりと作り込んでいるんです。
ピアノのシーンを印象的にするため、マイルズ・テラーはピアノの特訓を7週間行い、完璧に弾けるように役づくりをしたのです。
そうして、「複雑な思い」を織り込み、”マーヴェリック”との「葛藤」を表現しています。
父と子の関係から、師弟の信頼へ
その伏線をしっかり張っておいて、土壇場のところで指導教官”マーヴェリック”の教えを遂行。
「師弟としての信頼」へとつながり、感動的なストーリーが完成させました。
そのあたりを踏まえつつ、彼はこうもコメントしていました。
「今作でルースターはグースとはまったく違うことに挑みます。
彼は違うキャラクターなんですよ」
1作目に、アンソニー・エドワーズが演じた”グース”は、伝説的な存在。
その大きな存在を模倣するのでなく、新しいキャラクターに作り上げていました。
マイルズ・テイラーの役作りを踏まえて映画を観ると、また違った感動があるかもしれませんね。
マイルズテラーの映画『セッション』で、ドラム演奏がすごい!
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マイルズ・テラーの代表作と言えば、映画『セッション』です。
この作品は、アカデミー賞の3部門を受賞しました。
そして、監督はのちに『ラ・ラ・ランド』を作った、デイミアン・チャゼル。
そして、J・K・シモンズも、この作品でアカデミー賞助演男優賞を受賞。
シモンズとマイルズの掛け合いは、鬼気迫るものがありました。
ドラムにかけるアンドリュー役のマイルズ・テラー
この映画のあらすじを簡単に言うと、ドラマーを目指す青年が、名門音楽院の伝説の鬼教師との対決を描くスポコン的ヒューマンドラマです。
マイルズ・テラーはドラマーを目指す青年アンドリュー・ニーマン役。
伝説の鬼教師フレッチャーには、J・K・シモンズ。
鬼教師の”鬼指導”にくじけそうになりつつも、ドラムを叩き続けるアンドリューを演じるマイルズ・テラーの迫力ある演技。
ドラムや音楽に興味がない人が見ても、引き込まれましたね。
マイルズ・テラーは、高校時代にロックバンドをやっていてドラマを叩いていました。
ですが、映画のテーマはジャズで、スティックの持ち方や叩き方が違います。
マイルズ・テラーは、そのために血のにじむ努力をしたのです。
きつかったドラム練習
なので、撮影のために1日3~4時間、2ヶ月に渡ってジャズドラムの猛特訓をしました。
「3時間くらい、大したことないじゃん!」
そう思う人、いると思います。
確かに、ドラム練習だけならそうかもしれません。
でも、俳優の仕事をしながら毎日2か月間続けるのは、心身ともにしんどいですよねぇ。
ドラムを叩くだけでなく、映画の中でアンドリューが憧れるドラマーのジョー・ジョーンズとバディ・リッチの映像を何度も観ていたと言います。
ドラマーのジョー・ジョーンズは、通称パパジョーと言われていました。
スウィングジャズ時代の偉大なドラマーです。
いつも笑顔で、とてつもないテクニックを披露。
そのため、「笑顔の異次元ジャズドラマー」と言われました。
バディ・リッチは、歴史上最も偉大なジャズドラマーの一人。
驚異的なテクニックと高速ドラミングで、有名です。
そして、彼のドラムソロはドラマーの最終到着地点とも言われています。
そう言った偉大なドラマーにあこがれ、そうなれる才能をもったドラマーの役を演じるのです。
腕や体もつらかったと思います。
ドラマ叩くスピードも尋常じゃないほど早いものでした。
映画のメインとなるドラムを叩くシーンは、ノーカットで撮影をしたそうです。
そのためスティックを持つマイルズ・テラーの手は、マメだらけ。
そして、それが破れてドラムセットには血が付いていたと言います。
まさに、スポコン的ヒューマンドラマでした。
メリッサ・ブノアも出演
ちなみに、この時恋人役で出ていたのが、『スーパーガール』でお馴染みの、メリッサ・ブノア。
アンドリューが、ドラム練習に専念するために、可愛い彼女を一方的にフってしまうんですよねぇ。
ひどい!
マイルズテラー 身長・年齢など基本プロフィール
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本名: Miles Alexander Teller
生年月日: 1987年2月20日
年齢: 35歳
出生地: ペンシルベニア州 ダウニングタウン
身長: 182 cm
マイルズ・テラーは幼い頃から、俳優になる夢があったそうです。
高校では、演劇部に所属し、部長を務めていました。
ロックバンドを作って、アルトサックス、ドラム、ピアノ、ギターを演奏していたそうです。
大学は名門のニューヨーク大学ティッシュ芸術学部へ。
あわせてリー・ストラスバーグ演劇映画研究所でメソッド演技で訓練を積みます。
そして、ストーンストリート・スタジオでスクリーン演技を学びました。
メソッド演技とは、リー・ストラスバーグが、役者の訓練のために考案した技法です。
オーバーアクションな表現ではなく、実生活で感じている自然な感覚で表現する訓練を行うものです。
マーロン・ブランド、ジェームス・ディーン、マリリン・モンロー、ジェーン・フォンダ、ダスティン・ホフマンなどなど、往年の名優もこの訓練を受けていました。
彼は、一流の指導を受けながら、才能ある人たちと一緒に切磋琢磨していたんですね。
マイルズテラーの顔の傷の原因とは?!
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そんな時、大事故に巻き込まれているのです。
ある日、マイルズ・テラーは友人が運転する車の助手席に乗っていました。
その時、Uber(自家用タクシー)の車に衝突され、彼が乗っていた車は横転!
なんと8回転もして、15mも投げ出されるほど、ひどいものでした。
その事故のせいで、彼の左の頬には今も傷が残っています。
俳優として、頑張っている時期に大きなショックだったでしょうね。
昔、明石家さんまのコントで「私は女優よ!顔はぶたないで!」って言うのがありました。
いわば、役者にとって顔は、女優に限らず、命と同様に大切なもの。
ケガしたときの彼の気持ち。。。
察するに、余りあります。
マイルズテラーが結婚した妻は、長年の恋人!インスタに幸せいっぱいの二人が!
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マイルズ・テラーは2019年9月1日にハワイのマウイ島で結婚しました。
お相手は、2013年から交際していた、モデルのケリー・スペリーです。
交際をはじめてから、4年後の2017年8月20日。
インスタにも、幸せオーラ全開のふたりが。
二人は、南アフリカのマディクウェゲームリザーブにあるモロリ・サファリ・ロッジで婚約をしました。
このロッジは、自然と一体感のあるとても素敵なロッジ。
「モロリ」とは現地のツワナ語で「夢」を表す言葉だそうです。
二人の夢の門出にふさわしい場所ですね。
マイルズテラーの出演作品『 ファンタスティック・フォー』『ジ・オファー』など
恩人ニコール・キッドマン
実は、マイルズ・テラー、ニコール・キッドマンに見い出されデビューしています。
彼女の主演映画『ラビット・ホール』(2010年)に抜擢されたのです。
オーディションで彼の才能に気づいたニコールが指名をしたそうです。
映画でも、ニコールの相手役を務め、注目を集めました。
その評価もあってか『フットルース 夢に向かって』(2011年)の主演に!
この作品は、1984年の映画『フットルース』のリメイク版です。
ケヴィン・ベーコンが主演し、世界的に大ヒットしました。
マイルズ・テラーも、高校時代にその舞台ミュージカルを経験していたそうです。
『セッション』出演後もうなぎ登りに
そして、2014年に『セッション』に出演します。
その壮絶な演技派、ご紹介した通りです。
『セッション』出演後、『ダイバージェント』でも、ピーター・ヘイズ役で主演に。
この作品は三部作の続編が作らヒット作品となりました。
『ダイバージェントNEO』(2015年)、『ダイバージェントFINAL』(2016年)です。
そして、マイルズ・テラーへの評価も、うなぎ登りに!
次々と、話題となる作品に出演することになりました。
リブート映画『ファンタスティック・フォー』(2015)でミスター・ファンタスティック役で出演。
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アナ・ケンドリックと共演した映画です。
この『ゲット・ア・ジョブ 僕たちの就職戦線』(2016年)では、コメディにも挑戦。
2017年はさらに二つに作品に出演します。
『アメリカン・ソルジャー』が、PTSDに悩む帰還兵。
そして『オンリー・ザ・ブレイブ』では、最大級の山火事に挑む、救助隊員役に。
コメディからシリアスな役柄を、高い演技力で演じ切っています。
コシンスキー監督との出会いで”あの映画”に出演!
『オンリー・ザ・ブレイブ』のコシンスキー監督は、マイルズ・テラーをこう絶賛しています。
「この世代で最高の役者のひとり」
実は、このコシンスキー監督が、『トップガン マーベリック』を撮る際に、プロデューサーでもあるトム・クルーズに、マイルズ・テラーを推薦したと言います。
そして、彼が主演するドラマ『ジ・オファー』が、7月にU-NEXTで配信されます。
これは、『ゴッドファーザー』の製作舞台裏を描くドラマです。
「この世代で最高の役者のひとり」と言われる、マイルズ・テラー。
これからの彼の演技が見ものですね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また!